大会は盛況のうちに無事終了しました。ご参加・ご支援ありがとうございました。参加登録者は307名で、当日は川崎会場に167人、オンラインのみで53名が参加されました。また、ほかに、公開番組には地域のみなさん45名が参加されました。
なお、2024年の日本エスペラント大会は、第3回の日韓共催大会として韓国で(10月10月4~6日)、また、2025年には、日本でアジア・オセアニア大会が開催される予定です(日程未定)。
参加者のみなさんへのアンケート結果(PDFファイル)
大会参加者専用ページ(入場にはパスワードが必要です)
- 日時:2023年10月21日(土)、22日(日)
- 拠点会場:川崎市総合自治会館(神奈川県川崎市) Googleマップで見る 「会場のご案内」ページ
- 主催:(一財)日本エスペラント協会
- 協力:川崎エスペラント会
- 後援:文部科学省、川崎市、(公財)川崎市国際交流協会、(独法)国際交流基金、(公社)日本ユネスコ協会連盟、(一社)日本外国語教育推進機構
大会テーマ
Kion ‹Esperanto› nun revas por la mondo?
〈エスペラント〉がいま夢見る世界は何か
コロナ禍のもとエスペラント界でも進行したデジタル化を有効に利用して、第110回日本エスペラント大会は史上かつてない試みに挑戦します。拠点会場を神奈川県川崎市に置きつつ、日本全国の複数地域のみなさんに小規模な集会を並行して開いていただき、それぞれの会場をオンラインで相互につなぎます。そして、各会場でプログラムを共同して視聴したり、各会場からプログラムの一部を発信したりしてみようというのです。実現のためにはまだ多くの調整や準備の作業が必要ですが、日本エスペラント大会は、川崎から新しい歴史の一歩を踏み出そうとしています。
あわせて、1990年代半ばから30年近くにわたって通例となってきた3日間の会期を2日間に短縮します。しかし、オンラインでプレ企画を実施して、会期の短縮を十分以上に補います。コンパクトながら、密度も質もこれまでになく高い内容の大会を目指します。
そのためにも内容の濃い大会テーマを選定しました。「〈エスペラント〉がいま夢見る世界は何か」です。
最近、エスペラントを話すAI(人工知能)が登場し、話題となっています。自動翻訳や音声通訳の技術も日進月歩の勢いです。ことばの壁は、技術進歩がいずれ取り去ってくれるのでしょうか? そんな未来を予感させるいま、エスペラントの存在意義とは? わたしたちエスペランティストは、このことばにどんな希望を託せるのでしょうか? これが、大会テーマの背景にある切実な問題意識です。
実は、ある意味、大会はもう始まっています。プレ企画第1弾として、大会テーマをめぐる連続学習討論会がすでにスタートしているからです。
新しい歴史の一歩を踏み出す日本エスペラント大会に、あなたも参加、いえ、参画しませんか?
第110回日本エスペラント大会実行委員会
参加申し込み
こちらのページから参加申し込みができます。⇒お申し込みは締め切りました。
おもなプログラム
詳細はこちらのページをご覧ください。⇒プログラム全般/公開番組
<公開講演>
●ウクライナ情勢について
ジャーナリスト Kalle Kniivilä(カッレ・クニーヴィラ)さん(オンライン・通訳付き)
上智大学教授 木村護郎クリストフさん
●多文化共生、多言語・複言語教育について(講演+対談)
ジャーナリスト トニー・ラズロさん
日本外国語教育推進機構(JACTFL)理事 境一三(さかいかずみ)さん
●中高生に伝えたいこと(トークショー)
児童文学作家・こまつあやこさん
<エスペラント講演ほか>
●Mireille Grosjean(ミレーユ・グロジャン)さん(スイス)…スイスについて
●Adam Damario Prakasa (アダム・ダマリオ・プラカサ)さん(インドネシア)…伝統の打楽器「アンクルン」について
●小説コンクールINKとBobelarto、文芸のオンラインイベントについて
<学習番組>
●公開エスペラント入門講座
●初級・中級者者向け会話番組
(初級)……スウェーデン出身のFanjo (ファーニョ)さん、ベトナム出身のMidori (ミドリ)さん担当
(中級) ……スイスから来日予定のMartine Moine (マルティーヌ・ムワン)さん、Sonia Daubercies (ソニア・ドブルシエ)さん担当
ほか
(ご注意)大会会場内(現地・オンラインとも)での 録画や録音は一切ご遠慮ください。撮影写真も私的利用までとし、ネットなどでの公開はご遠慮ください。